ホンダのトリビア

ASIMOといえばホンダ!ASIMOはここまで進化している

自動車メーカーであるホンダは、ロボット開発に取り組むメーカーとしての側面も持ち合わせています。その代表作であるロボットのASIMOは、すでにその存在が広く知られています。そのASIMOの新しい機能性やその魅力についてご紹介します。

ASIMOを代表する二足歩行での走行機能

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日本を代表する自動車メーカーであるホンダは、自動車開発の分野において長い歴史を持っています。しかし一方で世間でよく知られているのが、ロボット開発の最先端を行っている点です。ASIMOは、ロボット業界の中でも先進的な機能を持つものとして、世間に驚きを与えました。ホンダからASIMOが発表された出来事が、ロボット開発の分野に大きな刺激を与えます。
特に注目されるのが、その高い走行性能です。人型のASIMOは、二足歩行で歩く機能を搭載しています。二つの足でバランスを取りながら歩くことは、非常に高度な技術を要します。しかしASIMOは、人間らしいスムーズな歩行を実現し、大きな衝撃を世界に与えました。さらにその走行性能は向上し、より早い速度で安定しての走行が可能です。
また、両足だけでなく片足でのジャンプができるまでに成長しています。加えて、多少の路面のデコボコであれば乗り越えられる走破性も実現しています。路面が必ずしも安定した場所ばかりであるとは限りません。環境に適応して歩行できるようになることで、ASIMOの活動範囲が大きく広がります。

ロボットらしく求められた作業ができる性能がアップ

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ASIMOは、二足歩行型のロボットとして開発が進められてきたものです。そのため、走行機能に開発の重点が置かれています。しかし一方で、ロボットの実用面でも開発が進んでいます。ロボットは、人間に代わり労働を行う道具として期待されています。そのため、歩行ができることはもちろん、各種の作業も人間同様に行わなければなりません。
ASIMOは、人間のように各種の作業をこなすことができる機能についても、能力アップを果たしています。例えば、水筒からコップへと水を注いだり、あるいは手話によるコミュニケーション手段も取れるように進化しました。
ASIMOはもはや歩行するだけでなく、人の役に立つロボットとしての歩みを始めています。これからさらにASIMOの開発が進むにつれて、人間の役に立つロボットとして機能向上が図られます。いずれ将来には、ASIMOが身近にいて生活をサポートする存在になっているかもしれません。それだけに、これからのASIMOの作業機能の進化には注目ができます。ホンダが開発しているASIMOを知ると、これからのロボットの可能性が見えてきます。

自ら判断し行動できるASIMOの知能の進化

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ロボットは、人間のために労働を行ってくれる機械として、進化を続けています。ロボットに必要な要素であるのが、人間社会の中で自立して行動する点です。自ら周囲の環境を察知し、何を行うべきかを判断できなければなりません。
ASIMOは、自ら考える知的能力について、能力アップが図られています。複数の人が同時に行う言葉について、それぞれを聞き分けられるようになっています。また、周囲を歩く人たちを気遣い、衝突しないようにしながら歩くことができる判断能力も備えています。さらにその他にも、周囲の人たちとのコミュニケーションができる機能が搭載されつつあります。
人工知能の開発は、コンピューター技術の分野でもホットな課題です。ロボット工学と情報技術分野の人工知能の開発が結びつくことで、ロボットはさらに人間らしい振る舞いができます。ASIMOが始めて登場した時、その歩き方の人間らしさが大きな驚きを与えました。さらにこれからのASIMOは、自ら人間のように判断して行動する知能を備え、人間のパートナーとして身近な存在になる時代がやってきます。

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